デザインとは
いかがでしたでしょうか。「プロにはセンスが備わっている、だからカッコいいデザインをすいすい作っていく」と思われがちですが、作っているもののうちのほとんどは、その人が沢山のデザインを見、制作してきた経験から導き出された最適解を引き出しから出して来ているのであり、その選択は極めて論理的なものであると思います。
デザイナの仕事は、分からない人からすれば分からないだけに、まるで1や2の企画発案段階から急に10が出来あがってくる、まさに魔法のように見えることと思います。そして同時にこれまた途中の段階が分からないが故に、「プロならぱぱっと出来るんでしょ」という風に考えてしまう場合もあるのではないかと考えます。この記事はそのデザイン制作の、6から10くらいの間(ディレクタが全体を設計後から最後のディティールの詰めの部分まで)を中心に説明したつもりです。
小手先とも言える要素もありますが、以上の要素は全て人がそのサイト、コンテンツ、記事、販売物などについて「どう見えるか」に関わってくるものです。
そしてそのデザインに対する細部までの拘りは、一つ一つは誰も気付かないような工夫であったとしても、それが全体と調和し、デザインに詳しくない人にすら「何となくいいな」と思わせます。
デザイナはこういったことを無意識に、出来ないなら意識して考えて、一つ一つのパーツを作り、全体の完成度を上げて行くのです。
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